| 名前 | Javanimetrus cyaneus |
|---|---|
| 学名 | Javanimetrus cyaneus 旧学名:Heterometrus cyaneus |
| 生息域 | インドネシア(ジャワ島、マドゥラ島、バリ島などを中心とした東南アジアの島嶼地域) |
| 飼育目安 |
成体全長の目安:約10~12cm前後 温度:23~28℃前後を目安 湿度:70~80%前後を目安 床材:ココピート、腐葉土、無肥料の土など保湿性のある床材 餌:ゴキブリ、コオロギ、その他の適切な大きさの昆虫など 飼育:単独飼育推奨 活動:主に夜行性・地表性~地中性 |
| 詳細 |
インドネシアのジャワ島を中心に分布する、サソリ科(Scorpionidae)の大型森林性サソリです。
以前はHeterometrus cyaneusとして扱われていましたが、2020年のアジア産森林性サソリの分類学的再検討により、現在はJavanimetrus属に分類されています。 全身は黒色から黒褐色を基調とし、光の当たり方によって青色や青緑色の金属光沢が見られることがあります。特に大型のハサミや体の背面に独特の光沢が現れることがあり、重厚な体型と美しい体色を兼ね備えた種類です。 発達した幅広いハサミと、比較的細長い尾が特徴です。体表には細かな粒状の凹凸があり、近縁の森林性サソリと比較しても特徴的な外見をしています。 自然下では森林の地表や落ち葉の下、倒木、石の下などを利用し、土中に巣穴を作る習性があります。 日中は隠れて過ごすことが多く、夜間に餌を求めて活動します。飼育下でも床材に潜ったり、コルクバークの下に隠れたりする行動がよく見られます。 大型のハサミを使って獲物を捕らえますが、刺激を受けると防御姿勢を取ることがあり、個体によって警戒心や攻撃性には差があります。 |
| 飼育環境 |
コルクバークや樹皮、落ち葉などを配置し、日中に身を隠せる場所を確保してください。石などの重い装飾品を使用する場合は、掘削によって崩れないよう固定してください。
湿潤な森林環境に生息するため、床材内部には適度な水分を維持します。特に床材の深い部分まで完全に乾燥させないよう注意してください。 一方で、床材全体を常に水浸しにする必要はありません。過剰な水分は通気不良やカビの発生につながるため、湿った部分と比較的乾いた部分を設け、個体が好みの環境を選べるようにします。 湿度の維持と換気のバランスが重要です。霧吹きの頻度を固定するのではなく、床材の状態を確認しながら水分量を調整してください。 浅い水入れを設置し、常に清潔な水を利用できるようにします。 直射日光や急激な温度変化を避け、温暖で安定した環境を維持してください。 |
| 給餌 |
主に昆虫類などの小型無脊椎動物を捕食します。
飼育下ではレッドローチ、デュビア、コオロギなどを与えることができます。海外の飼育例では、バッタ類やミルワームなども餌として利用されています。 餌の大きさは個体サイズに合わせ、過度に大きな餌昆虫は避けてください。大型のハサミで獲物を押さえ込んで捕食する姿が観察できます。 成体では7~10日に1回程度を一つの目安とし、腹部の膨らみや摂食状況に応じて給餌量を調整します。幼体では、より小さな餌を成長段階に合わせて与えてください。 食べ残した生餌は長期間放置せず、適宜取り除いてください。特に脱皮前後は餌昆虫がサソリを傷つける可能性があります。 脱皮前や環境変化の直後には餌を食べなくなる場合があります。拒食が見られた場合は、腹部の状態や飼育環境を確認し、無理に給餌しないようにしてください。 |
| 脱皮 |
幼体から成体へ成長する過程で脱皮を繰り返します。
脱皮前には摂食量や活動量が低下し、巣穴や隠れ家に長期間こもることがあります。床材に潜る習性があるため、姿が見えなくなっても無理に掘り起こさないようにしてください。 脱皮には安定した環境と適度な湿度が重要です。床材内部が極端に乾燥しないよう注意し、過度な振動や環境の変更を避けてください。 脱皮直後は外骨格が柔らかく、ハサミや脚、尾なども非常に傷つきやすい状態です。外骨格が十分に硬化するまで給餌や接触を控えてください。 ケース内に生餌が残っている場合は取り除き、脱皮中の個体が傷つけられないようにします。 成長に伴って脱皮間隔は長くなり、成熟後は通常脱皮しなくなります。 |
| 多頭飼育の注意点 |
基本的には単独飼育を推奨します。
成体を複数飼育できる場合がある一方、個体同士の争いや共食いが起こる可能性も指摘されています。 特に幼体やサイズ差のある個体では共食いの危険性が高く、脱皮中の個体が攻撃を受ける場合もあります。 隠れ場所や餌を十分に用意しても事故を完全に防ぐことはできません。 繁殖を目的とする場合などを除き、複数個体を長期間同じケースで飼育することは避け、個別に管理する方が安全です。 |
| 毒性・取り扱い |
有毒種です。
Javanimetrus cyaneusは大型のハサミを発達させた森林性サソリで、毒性は比較的弱いと紹介されることがあります。ただし、本種の毒性について詳細な医学的研究は限られており、安全性を断定することはできません。 刺された場合には痛み、赤み、腫れなどが生じる可能性があります。体質や刺された状況によって症状が異なる場合があり、アレルギー反応にも注意が必要です。 普段落ち着いている個体でも、刺激を受けるとハサミを広げたり、尾を持ち上げて防御姿勢を取ったりすることがあります。 素手でのハンドリングは行わず、移動時にはピンセットや安全な移動用容器などを使用してください。 ケースのメンテナンス時は脱走にも十分注意し、個体を直接つかまずに安全な容器へ誘導することをおすすめします。 刺された場合は症状に応じて医療機関に相談し、強い痛みや全身症状がある場合は速やかに受診してください。 |
Javanimetrus cyaneus
¥4,980
飼育難易度 ★☆☆☆☆
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